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大谷不動本流:二の滝、三の滝

1月23日(日) 昨日登った人の話によると、本流だけは氷質が安定しているそうだ。
夜中小雪が降ったけれどトレースは消えておらず、私は本流へ行ったことがないので、嬉しいな。
途中、右側壁ルートが見える。Y野さんとK井さんが登るべく、スタンバイしている。Y野さんは女性なのに、こんなバーティカル・アイスをリードされる。すごいな、強いな!

右側壁ルート
小雪が舞う中で、登り始める。
立派なF2(二の滝)は2Pに分けて、2Pめへは大きく右へトラバースする。2PともYOUさんリード。
1P目終了点で追いついてきたのは、なんと知り合いのM川さんたちだった。

本流F2

F2

私はフォローでスクリュー回収の時に、3回のアックス・テンションだった。

少し歩くとF3(三の滝)である。4級15m程度だ。「リードする?」と言われて最初は弱気だったけれど、これを逃したら、人生に2度とリードのチャンスはないかもしれない。自分を励ましてリードでトライ。

本流F3

私がバーチカル・アイスをリードできない理由は①アックスの打ち込みが決まらない。②スクリューの最初のねじ込みができない、なのだ。

F3は傾斜もないしテラスがあるから、各テラスごとにスクリューをセットする。片手ではねじ込みの初動作業ができず、両手を離して足だけで立ってやることになる。
だいたい最後のテラスでスクリューを決めて、滝の落ち口直下がまたテラスであり、厚い氷が見えるから、最後はそこでスクリューと作戦を決めた。ところが、、、落ち口直下にスクリューを入れたら、見事に貫通してしまった!!これではいけないから別の場所に入れると同じく貫通。また別の場所は、体勢が悪くて決められない。悩んだ結果、絶対落ちないように行くしかない。
すでに4~5mのランナウト、そして気休めのようなスクリュー。幸いに落ち口は氷が安定していて、難なく越えられたが、こういうことをやってはいけない。反省。
でもリードさせてもらえてよかった。4級は私の氷の最高グレードだ。ありがとう。

↓左岩壁左ルート 立派に発達中。
左岩壁左ルート

↓左岩壁中央ルート ペンシルは今、2本に別れている。寒いだけで気温が上がる時がないからか?
左岩壁中央ルート

テントをたたんで、復路も1時間50分だった。ヨレヨレ。

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2011-01-24(Mon)
 

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非公開コメント

ウヒョウー スゲー リードやったね!! もはや別世界の出来事だね~!
2011-01-24 15:08 | ao | URL  [ 編集 ]

この滝は難しくないし、aoちゃんにもできると思いますけど。
いろいろ検討すべきところがあります。
2011-01-24 18:47 | さち | URL  [ 編集 ]

リードおめでとうございます! 

氷のリードはホントに怖いですよね。

大谷不動、私も今シーズンは行ってみたいなあ~。。。
2011-01-25 09:10 | SunnyK | URL  [ 編集 ]

.ありがとうございます! 

SunnyKさん、大谷不動は八ヶ岳よりアプローチが楽で、近い範囲に良い滝がまとまっています。シーズン中の土日なら、本に書いてあるような長い道でなくて、ショートカットのアプローチにトレースがあります。スキーよりわかんが便利です。ぜひ登ってください。
2011-01-25 21:32 | さち | URL  [ 編集 ]

アイスのリード、すごいです。

暖かいところを探して移動している今の私には
無理・・・。でも、うらやましいような、やってみたいような・・・・う~ん、惹かれますね。
2011-01-26 00:00 | しいちゃん | URL  [ 編集 ]

私も年々体力が落ちて、アプローチでよれよれなんですが。氷はきれいなので、体力的にできるかぎりやりたいですね。御在所や大峰にもあるんですね。
2011-01-26 07:37 | さち | URL  [ 編集 ]

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