奥黒部ヒュッテ 6:50 口元のタル~上部渡渉終了 12:30~14:45 広河原 16:00

核心の口元のタルに至る前に、スクラム徒渉3回以上、ロープ徒渉3回以上した。
今回持参の装備は、フローティング・ロープ50m 洗濯物干し紐30m(ロープ引き戻し用)

技術面では、クライミングとは全く反対のことが求められる。
・ロープは決してハーネスに直接結んではいけない。
・普通のカラビナを用いる。環付きでも環を閉めてはならない。
・徒渉のビレイは多くはビレイ点なしで肩がらみ、または手でロープを持っているだけ。
 ATCではビレイしない。ルベルソキューブのようなオートロックのビレイ器具は禁忌。
・徒渉の中間支点はとらない。
・被確保者が流されて引き寄せることができないなら、確保者は最後までロープを流し、運を天に任せる。

ロープ渡渉
どの写真にも流れの激しさは現れていない。

激流

トップはすべてaoさん。できるだけ上流まで歩いたりへつったりして下流に向かって泳ぐのだが、実際には流されている。

無事接岸

この徒渉で私はザックにスリングを取り付ける作業に気をとられて、ロープを流してしまう失態を演じた。しかも2回。申し訳ございませぬ。

水流通しに行けない所は巻いて、スノーブリッジに下に懸垂下降した。

スノーブリッジ

いよいよ口元のタル。
まずロープを出して左側に近づく。水量が少ない場合は左をへつって行けるようだが、激流でそれどころではない。さらにロープで右壁に渡渉して、右壁をYOUさんのリードでトラバースした。
次のピッチは踏み跡があり易しい高巻きだった。

口元のタル

これで口元のタルを巻くことができたが、本当に大変なのはその後の徒渉だった。
1回目、aoさんが右側をできるだけ泳ぎを交えたへつりで進み、そこから渡渉を試みる。
だが、激流にどんどん流されていく。私はこの次点で彼の身に危険を感じた。ここから引き返すべきでは?
でも撤退も容易ではない。
YOUさんと私は高巻きを観察したが、高い岩壁や悪い草付きで、できそうもない。

もう一度aoさんがへつりと渡渉を試みる。
右壁に近い岩に飛びつき、そこを中継点として泳ぐというか、巧みに岩にぶつからないように流されていく。ガンバ、ガンバガンバ!!口元のタル上部の徒渉

成功した!!これで3人の命が助かった。

その後も徒渉を繰り返して、広河原の最初の部分にテントを張る。良い所だ。

広河原
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2011.08.08 / Top↑
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