大同心大滝と横岳西壁石尊稜
3月19日(月)
赤岳鉱泉4:30発 大同心大滝登攀開始5:45 下降開始9:00 鉱泉9:20ー9:50(休憩)
石尊稜下部岩壁11:50 稜線17:00頃 赤岳鉱泉18:55
携帯で今日の天気予報を見ると
です。なら、
降ってこないうちに、大同心大滝を登ってしまおう!八つに通っていて、私は始めての大同心大滝ですが、立派な滝です。

赤岳鉱泉4:30発 大同心大滝登攀開始5:45 下降開始9:00 鉱泉9:20ー9:50(休憩)
石尊稜下部岩壁11:50 稜線17:00頃 赤岳鉱泉18:55
携帯で今日の天気予報を見ると



YOUさんがリードして、左の肩から、TRで互いに2回登る。

すると、天気が晴れてきた。!!8時なのにテントに帰るだけは、あまりにもったいない。
横岳西壁の石尊稜に向かうべく、鉱泉のテントに降りてゆっくり休憩した。
アプローチから見た石尊稜。

2年前登った小同心クラック。中央右よりの岩の顕著な割れ目。

鉾岳ルンゼ側の雪面をつるべで2P登る。


下部岩壁に着いた。ガイド本では右、中央、左の3本のラインがあり、中央の草付きが「支点が整備されている。」とあるが、、、。リードのYOUさんが目を凝らしても、中間支点が見当たらない。次のビレイ点らしい所まで約10mのランナウト。ビレイしていても超緊張した。

フォローの私はテン山になると思った。アイゼンでぎりぎりのスメアリング的な立ちこみをして、さらに手で掴むホールドがない!手袋を脱いで素手でカチをつかむ。
そのあともアックスも打てず、クォークとピッケルによる引っ掛けで登る。リードは落ちれば大変なことになる。冬壁での2~3級というのは傾斜が寝ているので氷雪が付き、ホールドや支点がわからなくなり、かつランナウトしているのだ。フォローなのに、ここで精神力が尽き果てた。
2P目は簡単な雪稜で、木で支点がとれるので、私のリード。

3P目の雪壁も、なかなかしょっぱい。

やがてきれいな雪稜に出る。

私が先行して、コンティニュアスで行く。

上部岩壁の下で、スタンディングアックスビレイでYOUさんを迎える。
壁の少し上を良く見れば、しっかり効いたハーケン2本のビレイ点があった。

上部岩壁はガイド本に「ガバで易しいが支点がない。」とあるが、本当に支点がない。
YOUさんは5mほど登った所で、岩に240cmのスリングを掛けて支点にしている。
その上も岩にスリングで支点をとっている。

上部岩壁が終わると、2Pの岩と雪のトラバース。結局2P目以外はすべてYOUさんがリード。
強風で考えていられないし、写真を撮る余裕がない。
ヨレヨレで稜線を歩き、ヘッデンで地蔵尾根から行者小屋~中山乗越を経由して、鉱泉のテントにたどり着いた。
もちろん、その日に下山する体力ない。20日(火)にゆっくり起きて、のんびり下山でした。
石尊稜は横岳西壁で最も易しいルートと言われているが、氷雪が付くとこれほど厳しいとは、、、参りました。

すると、天気が晴れてきた。!!8時なのにテントに帰るだけは、あまりにもったいない。
横岳西壁の石尊稜に向かうべく、鉱泉のテントに降りてゆっくり休憩した。
アプローチから見た石尊稜。

2年前登った小同心クラック。中央右よりの岩の顕著な割れ目。

鉾岳ルンゼ側の雪面をつるべで2P登る。


下部岩壁に着いた。ガイド本では右、中央、左の3本のラインがあり、中央の草付きが「支点が整備されている。」とあるが、、、。リードのYOUさんが目を凝らしても、中間支点が見当たらない。次のビレイ点らしい所まで約10mのランナウト。ビレイしていても超緊張した。

フォローの私はテン山になると思った。アイゼンでぎりぎりのスメアリング的な立ちこみをして、さらに手で掴むホールドがない!手袋を脱いで素手でカチをつかむ。
そのあともアックスも打てず、クォークとピッケルによる引っ掛けで登る。リードは落ちれば大変なことになる。冬壁での2~3級というのは傾斜が寝ているので氷雪が付き、ホールドや支点がわからなくなり、かつランナウトしているのだ。フォローなのに、ここで精神力が尽き果てた。
2P目は簡単な雪稜で、木で支点がとれるので、私のリード。

3P目の雪壁も、なかなかしょっぱい。

やがてきれいな雪稜に出る。

私が先行して、コンティニュアスで行く。

上部岩壁の下で、スタンディングアックスビレイでYOUさんを迎える。
壁の少し上を良く見れば、しっかり効いたハーケン2本のビレイ点があった。

上部岩壁はガイド本に「ガバで易しいが支点がない。」とあるが、本当に支点がない。
YOUさんは5mほど登った所で、岩に240cmのスリングを掛けて支点にしている。
その上も岩にスリングで支点をとっている。

上部岩壁が終わると、2Pの岩と雪のトラバース。結局2P目以外はすべてYOUさんがリード。
強風で考えていられないし、写真を撮る余裕がない。
ヨレヨレで稜線を歩き、ヘッデンで地蔵尾根から行者小屋~中山乗越を経由して、鉱泉のテントにたどり着いた。
もちろん、その日に下山する体力ない。20日(火)にゆっくり起きて、のんびり下山でした。
石尊稜は横岳西壁で最も易しいルートと言われているが、氷雪が付くとこれほど厳しいとは、、、参りました。
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2012-03-21(Wed)
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お疲れさま~
やっぱり、天気のよい雪山はきれいですね~。
すばらし~。
さちさんのレポートを読むと、私も、今冬はダメでしたけど、体力つけて復活したいなあと思ってしまいます。
すばらし~。
さちさんのレポートを読むと、私も、今冬はダメでしたけど、体力つけて復活したいなあと思ってしまいます。
大丈夫
私にも行けたのだから、SunnyKさん、雪山行けますよ~。
実は裏技で赤岳鉱泉まで、ソリ引いて行きました。
帰りは雪がなくて、ソリが壊れました。
実は裏技で赤岳鉱泉まで、ソリ引いて行きました。
帰りは雪がなくて、ソリが壊れました。

上の雪稜だけなら行きたい(笑)
私も~
雪稜だけの山も好きですよ~。
私の荷物を背負っていただき、ありがとうございました。空身でなかったら後悔していたでしょう。
あの状況だと4級ですね。越沢の二スラより若干易しいくらいでしょう。去年の中山尾根より緊張しました。
烏帽子大氷柱を登ったF山監督が「冬壁で難しいのは2級。氷と雪に覆われてホールドが分からないし、残置がないから」と言っていたのを思いだしました。
滝谷第四尾根、クラック尾根。一の倉中央稜も緊張したのは、夏には何でもないところでした。
でも、石尊稜は新雪が降った直後だったのでとても綺麗で、恐面白いルートでした。
上部岩壁のナチュプロもなかなか楽しめました。
さて来年はどのルートにいきましょうか。
あの状況だと4級ですね。越沢の二スラより若干易しいくらいでしょう。去年の中山尾根より緊張しました。
烏帽子大氷柱を登ったF山監督が「冬壁で難しいのは2級。氷と雪に覆われてホールドが分からないし、残置がないから」と言っていたのを思いだしました。
滝谷第四尾根、クラック尾根。一の倉中央稜も緊張したのは、夏には何でもないところでした。
でも、石尊稜は新雪が降った直後だったのでとても綺麗で、恐面白いルートでした。
上部岩壁のナチュプロもなかなか楽しめました。
さて来年はどのルートにいきましょうか。
F山さんの言葉、見にしみますね!
ヤバイ所をリードしていただいて、ありがとうございました。なんか私も冬壁らしい体験ができてうれしいです。来年も氷が終わったら、1本お願いします。
ヤバイ所をリードしていただいて、ありがとうございました。なんか私も冬壁らしい体験ができてうれしいです。来年も氷が終わったら、1本お願いします。
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