さちのひとりごと

チキンハートなクライミング。

追悼:吉田和正さん

2016年9月26日(月)3時10分に吉田先生は逝かれた。
北海道富良野で。肺にはじめ発生した悪性リンパ腫のためだった。
6月10日以来ブログの更新がなくて心配していた。
8月初旬に「肺癌で危篤」の知らせを聞いたが、そのあと小康状態を保ったり。

以下は吉田ブログからのストーリーである。
2010年5月19日に甲府で捨てられていた生まれたばかりの猫:越中(コシナカ:オス)とイソジンを拾った。
先生がイソジン(メス)に避妊手術を受けさせたら、越中はイソジンに興味をなくして、近所の雌猫の所へ通うようになった。
イソジンはむくれて北海道で家出した。さんざんな猫探しの末、首輪に前足がはさまって動けなくなり、衰弱したイソジンを見つけた。
それ以来イソジンは先生に特別な恩義を感じるようになり、他の人には近寄らないけれど、運転している先生の腕にまとわりつくようになった。イソジンは先生の娘になった。越中は伊豆で脱走したまま、帰らなかった。

先生からクライミングで教わったことはいろいろあったが、ここでは省略。
最後にお会いしたのは2015年の11月29日の湯川。
車がウィングロードになり、天井が低くて暮らし難いということで、軽のバンは意外と広いですよ、という話をした。
その時に先生は顔色が悪いなと思った。車内で待っているイソちゃんにも会えた。
2016年イソジンが危篤になった。そうとも知らないで城ケ崎でイソちゃんの餌を贈った。
3月12日にイソジンが死亡。先生は「その3時間後に53歳になった。」

肺腫瘍のことを聞いて本当にビックリ。
身罷られて悲しみは尽きない。
しかしクライミングに心血を注いだ人生は充実していただろう。
ネコとの6年間も幸せだったのではないだろうか?
今頃やっとイソちゃんに会えて喜んでいらっしゃるかな?

手が疲れるまで私の頸や脚をマッサージしてくださった。
講習生がそれぞれ湯川のバンパイア、サイコキネシス、北京の秋をリードするのを見て「いとうれし」と書いてくださった。
北京の秋、人工でリードしているのを喜んでくれる人が他にあるだろうか。

吉田先生、本当にありがとうございます。
ゆっくりお休みください。
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[ 2016/09/26 17:14 ] 日記 | TB(0) | CM(4)
吉田さんにまつわる
良い話を有難う。

世間は孤高だとか言ってましたが
最初から最後まで自由人を貫きましたね。

ほとんどの時間が人の気配も無い林道脇の
狭い車内でせいぜい、イソジンのみ

自由との代償に孤独と不安が在ったはず。

どこか山頭火に似た
もう2度と現れそうにない
フリーなクライマーでしたね。
[ 2016/10/03 12:33 ] [ 編集 ]
千石岩さん、ありがとうございます。

先生は孤高のクライマーと言われますが、講習生には暖かく、淋しがりやな一面もあったのでは?と思います。
自由の代償は孤独と不安ですね。
でも好きなことに心血を注いだ人生は充実されていたと思います。
先生の生き方には憧れを抱きますが、まねできません。
[ 2016/10/03 13:39 ] [ 編集 ]
吉田さんが孤高の人と言われていたのは、日本では誰も並ぶものがいないクライマーだったからです。
変人とかいう意味ではないでしょう。
吉田さんの城ケ崎のマーズ(5.13d)と、鈴木英貴さんのステングレイ(5.13d)は、長きに渡って世界最難の2本でした。両ルートは今では5.14aと評価されています。
吉田さんとはスクールに参加したり、プライべートクライミングで会ったときに、
面白い話をしてくれました。

去年ディドリームをトライしていたときの話。私が何も聞いていないのに。
吉田さん「デイドリームのパートナーはウッチーです」。
私「え?ウッチーって。。まさか。。あの。。」。
吉田さん「そうです、あのウッチーです」。
私「(*'▽')( ^)o(^ )('◇')ゞ」
そう、あの内田愛児氏だったのです。

http://blog.livedoor.jp/hardlucktome/archives/2013-01.html?p=3
このことで遭難者の一人であるM川氏のことを、M川氏と必ずセットで岩場に登場するウッチーのことを、
面白可笑しくメールしました。
吉田さんは遭難者がM川氏とは知らなくて、ショックを受けていました。
私も吉田さんとM川氏が面識があるのは知らなかったです。
吉田さんなら当然トラッドクライマーであるM川氏とは面識があるよなあ。
なので吉田さんはウッチーのこと私に話したのだと思います。

吉田さんは2015年の3月の滝谷や前穂北尾根四峰の事故のことを話されていた。
吉田さんはビックウォールや山を登るクライマーを応援していたのがわかります。
吉田さんが私より先に亡くなるなんて、これっぽっちも考えなかったです。
大空高く飛ぶ鷹を見上げただけですが、私は屋根くらいまでしか飛べない鶏ですが、吉田さんと交えた時間は忘れません。楽しかったです。

さちさん、来シーズンは城ケ崎での吉田和正初作品にお付き合いください。
[ 2016/10/03 23:01 ] [ 編集 ]
城ケ崎、行きますとも!
最近、足は上がり調子です。
12月下旬にでも行けるような気分になっちゃっています。
[ 2016/10/04 21:43 ] [ 編集 ]
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