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雄山東尾根

2017年5月3日(水) 黒部平(標高1828m) 8:20  2069m付近テント場 10:50 泊
5月4日(木) テント場 2:00  2681mのピーク 5:30 雄山山頂(標高3003m) 9:45  一ノ越山荘11:30 泊
5月5日(金) 一ノ越山荘 8:20  室堂 9:20  テント回収 10:10~12:20

初日は黒部平から、緩い樹林帯を登って行きます。
展望が開けた2069m付近の台地になんと整地された立派なテント場がありました。

テント場


まだ午前中だけれど、これはもう泊まるしかありません。

整地されていた

ホテル・ビュー立山&後立山です。
明日行く稜線を30mほどお散歩して、後は展望を楽しみながら5時間以上ゆっくり。作ってくれた方に感謝!
17:40に寝て、日付が変わった0:10に起きました。
泊まり装備やワカンはそこに残置して、軽い荷物で頂上を目指します。

明日行く稜線

暗い中、締まった雪で高度を稼いで大正解です。
陽がさしてきた頃、まだら毛の雷鳥さんが。

雷鳥

目標は2681mのピークに5:00だったけれど、30分ほど遅れてしまいました。許容範囲です。

2500mピークへ

立山三山を望む

2500mピーク

ここで小休止して、雄山東尾根の核心部へ入っていきます。
トレースはここまででした。
写真2つ目のピークへは、なんとなく私が先行してしまい、ここだけだけれど、人生最後のバリエーションにトレースをつけられてうれしかったです。

核心部へ

雄山が中央に見えてきます。

雄山を望む

右から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳。

展望2

上部の岩は右からトラバースします。
足が疲れた頃に、パートナーがステップを切ってくれてあり、助かりました。

核心のトラバース

ちょっと緊張するトラバースと直上を終えると、コルです。
この辺から私はヨレヨレ。お待たせしてしまいました。

雄山直前のコル

雄山の肩から、超えてきた東尾根とスバリ岳、針ノ木岳。

東尾根と針ノ木岳

右奥は槍穂高山群。

展望3

展望4

立山の稜線

雄山3003m

剣岳をバックに

いろいろありがとうございました。

お疲れ様でした!

一ノ越山荘への下りは、2年前と比べると岩が出ている部分は少なかったですが、やっぱり足を痛めてしまいました。
室堂へは下れても、テント回収もあるので、パートナーには私に付き合って山荘に泊まってもらいました。

3日目は室堂まで、立山を見ながら1時間の下りです。

一ノ越から下山

私は足傷めているからと黒部平で待ち、パートナーが2069m当たりのテントを回収に行ってくれました。
こんな好条件があたから、私にも登れたのです。

雄山東尾根、尾根自体も美しく、ロケーション抜群で3003mの雄山にダイレクトの突き上げる。なのに人が少ない。
いいルートでした。
ロープ40mは持って行ったけれど、使いませんでした。



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2017-05-09(Tue)
 

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お疲れ様でした 

今年のゴールデンウィークは天候に恵まれて良かったですね。雪山バリエーションは成功おめでとうございます。「人生最後のバリエーションとは〜」クライミングを頑張る体力があるので、まだまだ行けると思いますが〜〜〜。
2017-05-10 15:54 | kawa | URL  [ 編集 ]

 

kawaさん、ありがとうございます。
山よりフリークライミングの方が体力1/10以下ですね。お互いに、できることを楽しみましょう!
2017-05-10 19:33 | さち | URL  [ 編集 ]

 

雄山東尾根を最高の天気に登れてよかったです。なんたってアプローチがないというのがいいです。
もっと後年にとっておいたルートでした。
ロープーウエーがルートの近くを通過しているのは、モンブラン山群のミディ針峰みたいでした。
最高の位置にテン場を造ってくれた人たちは、前半の悪天で敗退したようです。
テントを回収に行ったときも、新たな足跡はなかったです。
雄山東尾根は展望抜群で、北アルプスのほとんどの山が見えました。
上部の雪稜はモンブラン頂上間近の雪稜みたいでした。ここが我々の独占とはもったいないです。
しかし、頂上は高尾山並みの人の多さでした。
トレランシューズで来る人、滑落する人。一般ルートは凄いことになっていました。
来シーズンは剣岳展望コースなんてどうですか。
2017-05-17 22:32 | you(動物写真家) | URL  [ 編集 ]

 

youさん、なんだか私のために後年のルートを行かせてしまい、申し訳なかったです。
標高差1200m近くあるとわかった時は、絶対に今の私の状態では行けないと思いました。
いろいろお世話になったから、行けたのです。
ホントにありがとうございました。
これが最後の雪稜になるかも。
2017-05-18 21:07 | さち | URL  [ 編集 ]

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