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週刊城ケ崎その8

2019年1月19日(土) 門脇南の磯  熱き思いをこめて  TR下部でアップ後,3便
朝のうちはピカピカの晴天で暑く、岩もぬめって閉口しました。
午後になると曇って、ちょうどいいコンディションです。

以下、ムーブ分析です。
最後の核心の、限りなく遠い横ガバとり。これをとってしまえば、実質終わりです。
右足は立ちにくい三日月状のフレークに置き、左足は1㎝くらいの突起に置きます。
この突起からでは絶対届かないので、左足は何もない極薄被りの壁に、チョンチョン足です。

今日2便目では、このチョンチョン足がすごく効いた感じがしました。
まるでボルトにでも乗ったような感覚。でも、この位置にボルトはありません。
どうしてだろう?

疲れている3便目では、ひとつの発見があった感じです。

横ガバに届かせるには右足でフレークに立つために、重心をなるべく右へ持って行くことです。
その方法は私の場合、左手を弓状のカチで少しずつ右へずらして行き、左手でさらに右のカチをとり、重心が少しでも上がった状態で、右手を戻して△の傍のアンダーを持ちます。これでなんとか上の横ガバがとれました。

私にとってクライミングの面白さの一つは、できないと思っていたことが、工夫によりできるようになることです。

しかしこのルートを始めてから、いつも思います。
初登者である吉田先生は、天国で私たちのことをどう思っていらっしゃるのかなあ?
これほどTRで便数を出していることを。

上部の核心は概ねフレーク添いに行くのですが、フレークの最下部に横に割れ目が入っているのです。
最初はその割れた部分を保持していました。すると、ほんの微かにではあるけれども、動くのです。
もし多便トライによってフレークの下部が崩壊したりすれば、さらに難しくなってしまうし、△スタンスも崩壊するかも。
多便トライでルートが崩壊することだってあるでしょう。

亡くなられた先生の御家族からも、「できるだけ残したルートにトライしてほしい。」とも言われました。
しかし私の場合は、トライというよりも、ただの練習です。

天国のヨシーダ先生は、我々を見てどう思われているのでしょう。
許してくださるかな?
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2019-01-21(Mon)
 

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