fc2ブログ

杓子岳双子尾根:2日目

2019年5月4日(土)
  0:00起床 小日向のコル発1:45  樺平4:20頃 杓子岳の肩8:20~8:40  杓子岳山頂9:40~9:50 肩10:55~11:05 樺平12:43~13:08 小日向のコル14:28~15:30 猿倉17:45

頸城山塊に日が昇る
小日向のコルからやや行くと、ブッシュ混じりのやせ尾根となります。
暗くてルートがよくわかりません。帰りに見たら、ブッシュの中に踏み跡がある場所もありました。

樺平からきれいなリッジを登って行くと夜が明けました。正面がJP、左が杓子岳です。

双子尾根

リッジを詰めると岩にあたり、ぼろいし良くないようで、トラバースします。

トラバース

適当な所からJPへ直上します。ヨレヨレで足が上がらない。

JPへの登り

途中からの白馬岳です。

白馬岳

JPを越え、杓子岳の肩に誰かがビバークした跡があり、そこで休憩。腿の筋肉が緊張し過ぎています。
JP越えたらすぐだというものの、見上げればまだ圧倒的です。この調子では行けないかもしれない。
足がつらない漢方薬ツムラ68とロキソニンを飲んで、腿に湿布を貼ったら楽になり、少し遅れて頂上に向かいます。

杓子岳山頂直下

トレースつけてくれているけれど、右の岩との境がグズグズで、はまったら危険そう。
今日は午前8時過ぎから雪が柔らかくなっています。

最後のひと登り。

最後の登り

頂上に来られてよかった!
でもなぜか指導票の日本語の「杓子岳」が黒塗りされている。

杓子岳頂上

白馬岳

毛勝三山です。

毛勝三山


盟主の剣岳はここからだと五竜岳の陰です。

剣岳

五竜岳と左奥に鹿島槍ヶ岳。

五竜岳と鹿島槍遠望

鹿島槍ヶ岳望遠

鹿島槍ヶ岳望遠

また白馬岳。

白馬岳

頸城の山々。

頸城山塊

雪庇の張り出した杓子岳を振り返ります。
下りは行きに登ったラインの雪の柔らかさが恐くて、岩のラインを下ります。
そこから登ってくる人もいます。雪が出てきても、傾斜があるので、最後まで後ろ向きです。
下りで1時間もかかってしまい、杓子岳の肩で待っているパートナーに心配をかけてしまいました。

杓子岳を俯瞰する

JPからは沢状にトレースがついていたので、それを下ります。
行きは暗くて見えなかった樺平です。
手前の白いのがJP 中央奥が杓子岳。

樺平

ダケカンバ

岳樺

樺平から少し登り返し、下部は少々痩せている尾根が続きます。

下部リッジ

かなり下った所で、朝も穴が開いている所がありました。
その穴を避けて雪がある所に乗ると、そこも穴が開いてリッジを下に向かって左に1.5mほど落ちてしまいました。
木に引っかかって止まり、両足、右手打撲です。これで済んでよかった。

下部リッジ

小日向のコルへ下り、打撲が痛くならないうちに下山しました。

小日向のコル

お風呂は、みみずくの湯です。

スポンサーサイト



2019-05-11(Sat)
 

コメントの投稿

非公開コメント

気力、体力素晴らしい 

テント泊まりの雪稜登山すごいです。私はワンデイ山スキーで十分です。国民宿舎に泊まり、風呂に入り気楽です。それでも足がつると心配なので、サポーターをして漢方薬、ポカリスゥエットを持参します。もう15kg以上は背負えません。あれだけ大ケガしたのに素晴らしい回復力です。
2019-05-13 17:41 | kawa | URL  [ 編集 ]

Re: 気力、体力素晴らしい 

テントと言っても定着ですから。
荷物12㎏でヨレヨレです。体力気力ないんです。
漢方薬のおかげで登れたようなものです。
2019-05-13 17:54 | さち | URL  [ 編集 ]

プロフィール

さち

Author:さち
さちです!
写真は家にいる雌ライオン「さち」

月別アーカイブ
ブログで世界旅行(スイス編)


presented by スイス旅行

FC2カウンター
日本語→英語自動翻訳【星条旗】
English English得袋.com
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード