さちのひとりごと

チキンハートなクライミング。

八ヶ岳:小同心クラック

2月21日(日)5:20テント発。大同心稜~7:30小同心クラック取り付き。
先行P:ヒデさん、モトキさん。後続P:私(若葉)、カズくん。
私とカズくん:登攀開始8:30 小同心の頭11:00 横岳山頂13:30 赤岩の頭経由テント戻り15:30 赤岳鉱泉発16:15 美濃戸口18:15
見えてきた小同心

大同心の基部まではトレースがばっちりだ。基部をトラバースして、さらに小同心左岩までラッセルでトラバースする。
オーダーは3ピッチとも先行Pはヒデさん、後続Pは私がリード。
1P目:40mでピナクル状のビレイ点に達する。左にペツル2点、右にリングボルト2点とペツル2点のビレイ点がある。「小同心クラックはガバで易しい。」と聞いていたが、ガバとは大きいが丸いホールドで、それに氷が着き滑って使えないものが多い。残置ハーケンが2本で、あとは岩にスリングをかけロープをクリップして登る。岩が丸いので、外れるような気がする。こういうプロテクションに慣れないので、緊張する。
ルート中の写真は残念ながらない。
2P目:チムニー25m 雪氷が溜まっていて、サブバイルを多用した。ハーケンは確かほとんどない。悪いうえにランナウトする。手は氷で滑るので、ほとんど当てにならず、足で立ちこむクライミングだ。

3P目:狭いチムニーから。左のガバを使うムーブも考えられるが、一部凍っていて確実性がない。
とりあえず落ちたくないから、チムニーに入った。サブザックが小さいから入れるのだ。出るのに苦悶する。
出たら腰掛状の岩に跨り、そこから立ち上がるのにまた一苦労した。このピッチのハーケンは結局ここだけ。
小同心の肩に出るとペツル2本のビレイ点があったが、さらに小同心の頭まで登った。
ここではスタンディンング・アックス・ビレイになる。ヒデさんが「僕の方が体重がありますから。」とフォローのビレイを変わってくれた。有り難し。(それほどの体重差じゃないけど。)

横岳直下

小同心の頭で4人が揃って、コンティニュアスで横岳の肩まで行く。「遠目に悪そうなんだけど・・・」
「行ってみればそうでもないです。10月の偵察の時には。」しかしやはり悪かった。

横岳直下

ヒデさんリードで3人はプルージックの確保で登る予定をした。
5mほどの所がつららの集合体で、小ハングを形成している。何よりプロテクションが取れていない。小同心の肩はアックスが刺さらず、ビレイヤーもセルフビレイが取れていない。この核心は絶対に落ちられない状況で、見ている方が緊張する。ヒデさんの片手にはシャルレのアズター。でも困難なので私のサブバイルを上げて、ダブルアックスで登っていただく。フォローはプルージックの確保では心もとない難度なので、1本のロープに2人が入り、私が4人目のカズくんをビレイするためのロープを引いて行った。

横岳からの小同心

横岳山頂に4人が揃って、やっと危機を脱した。写真は山頂からの小同心。

大同心

大同心南稜をフリーソロするクライマーもいて、びっくり!!

横岳山頂
若いお兄さんに囲まれて、幸せ~。

赤岳
横岳山頂からの赤岳。

横岳
横岳から下る。後続Pのリーダーが山頂に出ている。

横岳、大同心、小同心
小同心クラックはチムニーという自然の地形を利用して、ダイレクトに横岳の山頂に出る素晴らしいルートだった。今回は気温も-10℃以上で無風快晴であり、気象条件には恵まれた。しかし壁のコンディションは雪と氷がびっしり着いて、厳冬期特有の難しさがあった。厳しい時期に登れて、充実した。
このルートは初見だが、仲間が10月に偵察してくれていて、安心して取り付けた。チームワークも良く、いろいろ助けていただけて感謝だった。
スポンサーサイト
冬山&冬壁
いや~満喫されましたね。(^_^)v
[ 2010/02/23 19:44 ] [ 編集 ]
No title
ありがとうございます。v-218
すべては最終ピッチをリードしてくれたヒデさん、みんなの協力のおかげです。
[ 2010/02/23 20:21 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する